発達障害と漢方薬

皆様こんにちは。
平素より本ブログに興味を持っていただき、誠にありがとうございます。
今まで日本では明治以降に日本に入ってきたドイツ医学をベースにした西洋医学が主流となって医学が構築されてきました。しかし近年は漢方薬の利用や厚生労働省で東洋医学との統合医療の有用性について報告書が出る等、東洋医学の知識も見直されつつあります。また日本だけでなく欧米でもカイロプラクティック等東洋医学の知見を取り入れつつあるなど、近年は西洋医学での解析技術等が東洋医学を再発見しつつあると言えるでしょう。
このような流れから、今回は医師に漢方薬について伺います。下記リンクより動画をご視聴頂けたら幸いです。
本日は柏医師にご登壇頂き西洋薬に言及しつつ、漢方薬について詳しくお話を聞かせて頂きます。
登壇者
・ハートクリニック横浜 院長 柏淳 医師
・Kaien代表取締役 鈴木
西洋薬、漢方薬の特徴
発達障害の治療に使用される西洋薬は現在4種類存在しています。この4種類の治療薬はすべてADHDの主要な症状(パニックを起こしやすい、じっとしていられないなど)に対し一定の効果を発揮しますが、ASDやLDに対しては明確な効果を得られていません。
また、副作用や感覚過敏で対応した西洋薬を処方できない事もあります。
このように西洋薬ではカバーできない場合に漢方薬の出番が出てきます。
漢方薬は西洋薬と違い様々な生薬の組み合わせです。患者のその時の状態から効果のありそうな漢方薬を処方するという形で使用されています。
脳の病気とこころの病気
精神的な病気は大きく分けると脳の病気とこころの病気に分けられます。
脳の病気は精神病と呼ばれ、主に脳の機能に関連して発症する病気です。それに対しこころの病気は神経症と呼ばれ、ストレスなど主に外部からの刺激により発生します。これらの病気に対し、西洋薬は脳の病気、漢方薬はこころの病気に対し効果を期待できます。
発達障害における漢方薬のターゲット
発達障害をお持ちの方は障害特性によるストレスに加え周囲の人々の「障害に対する無理解」によりストレスを抱えることがあります。このような環境下に置かれて何らかの刺激を受けた際、過剰な反応や興奮を起こすようになってしまいやすいのですが、この過剰な反応を抑えることが漢方薬を使用する上での一つの目標として挙げられます。
漢方薬の使い方
過剰な興奮を抑えるという目標に対し、2種の漢方薬を紹介致します。
1つ目は抑肝散です。抑肝散は「肝」の高ぶりによるイライラや興奮を抑える事から名付けられました。2つ目は加味帰脾湯です。加味帰脾湯は興奮を抑える効果に加え倦怠感や無気力感などの状態を回復する効果があります。
どちらも類似する効果のある漢方薬ですが、抑肝散はイライラや興奮が表面に出ている状態、加味帰脾湯は表面的には元気が無いが、内的にイライラが募っているような状態で使い分けられます。
最後に
漢方薬ですべてをまかなうのではなく、西洋薬でなければ効果を得られないような場面もあります。そのため、適切な部分で漢方薬と西洋薬を使い分けて頂きたいと思います。
他にも漢方薬について詳しく解説いただいております。
その様子は、ぜひ動画フルバージョンをご覧ください。
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