商品紹介・寄贈のお願い

こんにちは。

2017年4月から「こしょこしょあきはばら」に所属している訓練生です。

気温が上がったり、下がったりを繰り返す不安定な天気が最近続きますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

「出かけたいけども、こうも天気が不安定では安心して出かけられない…」そんなためらいから、家の中で休日を過ごす人も多いのではないでしょうか?

今回はそんな皆様のために、家の中でも時間をつぶせる、読み応えのある本を紹介したいと思います。

 

・虐殺器官(伊藤計劃 ハヤカワ文庫JA)

 

9・11以降の”テロとの戦い”は転機を迎えていた。

先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、

後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。

米軍大尉クラヴィス・シェパードは、

その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、

ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう……

 

彼の目的とはいったいなにか?

大量殺戮を引き起こす”虐殺の器官”とは?

現代の罪と罰を描破する、ゼロ年代最高のフィクション。

 

(ハヤカワ・オンライン 「虐殺器官〔新版〕」商品紹介より)

 

34歳の若さでこの世を去った、夭折の作家・伊藤計劃のデビュー作にして代表作となる近未来SF小説。

「こんな未来がありえるかもしれない」と読者に思わせる、現実の延長線上にあるような世界観や、緻密な設定とそれに基づいた各種SFガジェット、そして随所に挟まれるゲーム・アニメオタクの著者ならではの小ネタは、SFファン的には読んでいるだけでも楽しいです。

何より素晴らしいのはキーポイントとなる「虐殺の文法」と、各地でそれを使い内戦を引き起こすジョンの動機。

ジョンが虐殺という業を背負った理由を知った時、そして真実にたどり着いたクラヴィスの行動を目の当たりにした時、感情を動かされない人はいないでしょう。

 

「難しい」という印象を持たれがちなSFですが、文体の軽やかさからスラスラ読んでいけます。その面白さはSFフリークである私が保証します。

 

・羊をめぐる冒険[上] (村上春樹 講談社文庫)

 

あなたのことは今でも好きよ、という言葉を残して妻が出て行った。

その後広告コピーの仕事を通して、耳専門のモデルをしている二十一歳の女性が新しいガール・フレンドとなった。

北海道に渡ったらしい“鼠”の手紙から、ある日羊をめぐる冒険行が始まる。新しい文学の扉をひらいた村上春樹の代表作長編。

 

(Amazon「羊をめぐる冒険[上]」内容紹介より)

 

今年2月、7年ぶりの長編作品「騎士団長殺し」で話題となった村上春樹のデビュー初期の作品、通称「青春三部作」のうちの一作。

広告代理店に勤める主人公である「僕」が、友人の「鼠」から送られてきた「星形の痣のある羊」の写真をきっかけに、その羊を探す旅に出るというロードムービー的な作品です。

 

つかみどころのない内容から「難解」「娯楽性に乏しい」と言われることも多い作者ですが、本作は物語に明確な「軸」が存在しているため、村上春樹作品の中でも読みやすい部類の作品に入ります。

普通のエンタメ小説のような「ドラマ」「アクション」といったわかりやすい見どころは皆無で、後の著作同様娯楽性という点では弱いですが、軽快さとユニークな隠喩で綴られる文章には独特な魅力があり、強く印象に残る「名文」もチラホラ。

物語の軸となる「僕」の旅も、ドラマ性こそ薄いですが、謎の存在「羊男」との対話や「鼠」との再会など、淡白な描写ながら感じ入る部分もあります。

 

「村上春樹は読みたいけど、作品が多すぎてどれから読んでいいか…」という人は本作から入ってみるのもいいかもしれません。

 

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