女性の発達障害

皆様こんにちは。訓練生のTです。

平素より本ブログに興味を持っていただき、誠にありがとうございます。

女性ならではの悩みというものは、世に男と女がいる限り尽きないのかと思います。更に、「発達障害が発見され辛い」という女性の特質上、発達障害の女性は周囲の人に相談するのも一苦労ではないでしょうか。そんな相談し難い悩みとどう付き合うか、医師及びKaien卒業生3名にお話を伺いました。

この記事をお読みになり本記事に興味をいただけた方は上記リンクより動画も視聴頂けたら幸いです。

医師・当事者と語る <女性の発達障害>

説明

女性の発達障害は、特性の薄さ・本人の努力などによって、周りに障害を気付かれにくい分、心身疲労や困り感を一人で抱えてしまっている方も多いのではないでしょうか。今回は、早稲田メンタルクリニックの益田裕介医師と、かつてKaienに通われていた3名の女性にご登壇いただき、発達障害のある女性が抱えやすい困りごとと、その対策などについてお話を伺いました。

登壇者

  • 早稲田メンタルクリニック院長 益田裕介先生
  • Sakiさん:特例子会社で事務職として勤務
  • 小林さん:事務職として勤務
  • たちばなさん:食品会社で障害者雇用として勤務

①クリニックに来院する女性の困り感

益田先生:下記のような困り感を持った女性が多いです。

・コミュニケーションでのトラブル・いじめ・性被害に遭っている

・攻撃性を自分自身に向ける方

・リストカットをしている

・ホルモンの変化に弱く、月経前後に調子を崩す

・感覚過敏などがあって、自分だけ甘えているのではと困っている

・自閉的な女性で、引きこもったり孤立してしまっている

②女性の発達障害の「困りごと」と「対策」

Sakiさん:人間関係のつまずき、家事、身だしなみが苦手という困りごとがあります。人間関係のつまずきに対しては、「無理に普通になろうとしない、自分の趣味を大切にする、常識より懐の広い人と付き合う、自分の好きなことを肯定していく」。家事の困りごとには、「ルーチンを決めて先延ばし防止、やる気になることを待たない、家の物を減らす、カット野菜を使う、福祉の方のサポートに頼る」。身だしなみが苦手なことに対しては、「シンプルなメイクをする、アイロンのいらない服を着る、服の組み合わせを決める、サプリやストレッチで自分のメンテナンスをする」という対策をしています。

③障害に悩まない考え方

小林さん:問題の対処法を考えるのは、ある意味で自分が出来ないことを意識することに繋がると思うので、私はそういう意識をすることをやめました。化粧をそんなにしない、気が合う人としか仲良くしない、服はたたまずハンガーにかけるなど、苦手なことをやらなくて良い方に考えるようにしてます。周りに助けられていて日々感謝しています。

④おわりに

 益田先生:発達障害はすごく多様性があり、解決策も多彩です。解決策のバリエーションを増やすことが重要だと思います。いろんな人のいろんな解決策をストックして試行錯誤してみるといいと思います。

 他にも様々な質問にお答えいただいています。

その様子は、ぜひ動画フルバージョンをご覧ください。


インタビューの様子は、ぜひ動画フルバージョンでご確認ください。

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