「優秀」であることとは

こんにちは。今年の3月からToyenに移行しましたkaien訓練生です。

風薫る5月がやってまいりました。私は海沿いの地域に住んでおり、この時期は海に行けばサーファー達がサーフィンの練習をしています。私も去年の9月からサーフィンデビューしましたので、休日に運動不足も兼ねてサーフィンの練習をしたいと思います。
 私は4大を卒業した後特別支援の教師になるべく、福祉の大学に入りなおしたのですが、 
臨機応変な対応や空気を読む力が求められる福祉の世界に自分は向いていないと考え、また去年の9月に正式に発達障害の障害認定を頂いたこともあり、現在のkaienに入所し、訓練しております。
ところで、最近私はふと「優秀とは何か?」ということについて考えることがあります。私自身は仕事の飲み込みが遅く、要領が悪いタイプだったので、kaienで訓練を始める前は、私と似たようなタイプの人がいるのだろうと思っていました。確かに私と同じようなタイプの方もいらしたのですが、中には過去に一般枠で健常者以上の実績を残したことのある方、事務作業でデータ入力やグラフ作成をとても速く行い、健常者以上の力を発揮していた方もいらっしゃいました。「優秀なのに、なぜ上手くいかなかったのだろう?」と私は思い、「態度が大きくなってしまい、人間関係を上手く構築できなかった」と答えた人や、「時間管理が苦手で、遅刻を何度もしてしまった」と答えた人もいて、それぞれ別の問題があることがわかりました。
このことから私は、優秀であることの要素の一つに「適応能力」があるのではないかと思いました。動物の世界でも百獣の王と言われるライオンは絶滅に瀕しており、より環境に適応能力のある動物の方がより繁殖し、栄えています。私は人間社会にも同じことが言えるのではないかと考えます。単に能力があるでは適応しているとは言えず、その他にも周囲と協調して過ごせるコミュニケーション能力や、ルールやマナーをしっかり守ること、そして何より素直な心で仕事に向かうことが大切なのではないかと思いました。
また、Decobo通信の中でKaien社長である鈴木慶太さんが自身の子供を「可愛げのある子に育てたい」と語っているのも印象に残りました。可愛げを武器にできれば、発達障害だけでなく、何らかの能力で劣る障害者が健常の世界で生きるのに周囲から「こいつはできないこともあるけれど、可愛げがあるし楽しい。」と認められることができるかもしれないと思いました。そしてその可愛げは、嘘をついたり虚勢をはらない、素直な心でいることで出てくるものだと思います。それがあるからといって、できないことができるようになる訳ではないですが、それがあれば自分に味方をしてくれる、助けてくれる人がでてくるのではないかと私は考えます。

さてToy-enでは様々な商品を出品しております。おもちゃ、ゲーム、本、CD・DVD等様々な商品を用意しておりますので、どうぞよろしくお願い致します。
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