訓練で得られた多くの気づき

こんにちは。「こしょ こしょ あきはばら」所属の訓練生です。春一番を思わせるような温かい南風も吹き始めていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は2017年11月より「こしょ こしょ あきはばら」にて訓練を行っています。

訓練では、まずはじめにクリーニングから検品・出品・梱包・発送までの一連の業務について、一つずつレクチャーを受けながら経験してきました。

当初は各業務の内容・手順を覚えることで手一杯でした。加えて、私は短期記憶が弱いため、レクチャー担当者や店長・講師等から教えていただいた内容やアドバイスについて、忘れてしまわないうちにメモすることに必死でした。場合によっては、説明をいったん止めてもらってまで、走り書きで書き出していました。そんな状況でも親切丁寧に教えてもらえたことが、「ここにいて良いのだ」という安心感につながりました。この時のメモは、今でも参照資料として役に立っています。

しだいに訓練にも慣れてきて、各業務を覚えていく中で、さまざまな気づきや発見が得られました。例えば、報告・連絡・相談を通して常に各メンバーと状況や方針についての情報を共有すること、タスクを一覧化して優先順位を整理すること、などです。

これらの重要性ついては、アルバイト等の経験でも理解していたつもりでしたが、業務の傍らであいまいな理解にとどまっており、言語化できていませんでした。また、自分がこれらを苦手とすることも改めて認識できました。

その後、経理・副店長を経験し、3月からは店長を任命されました。

これらの役割を担当していると、自分の作業をしている最中も他の作業の割り込みが発生します。また、マニュアルになかったり普段発生しないような突発的な業務も発生します。さらに、責任の重さも増してきます。その場合も、メンバーの方々と相談し、時には講師のアドバイスも受けながら解決していくことで、徐々に対応できるようになってきました。

また、店長・副店長の大事な役割として、各メンバーの状況や注文の有無など、全体の状況を把握した上で効率よく業務が行えるように考え、自信をもって判断する必要があります。私はまだまだその域に達していませんが、訓練で経験を重ねることで、徐々にでも心の余裕と自信をつけていきたいと思っています。

Kaienの訓練では、自分の得意・不得意などの特性やビジネスマナーの理解などに専念できる環境があります。失敗が許されフィードバックがいただけるこの環境を通して、職場選びやお願いする配慮事項・その優先順位について整理を行い、今後の就活に役立てていきたいと思っています。