夏休み、読書で海水浴気分!?

はじめまして。こしょこしょ新宿の訓練生です。
今年は早いうちから真夏日が多く、体調管理に四苦八苦した方も多かったことでしょう。
今回ご紹介する本はいずれも海の生き物が主役。
夏本番、海中気分で一緒に涼んでみませんか?
サンゴ礁の魚たちのすべてがわかる 海水魚ガイドブック
2005年9月10日 発行
著者 大方洋二
豊富な写真が掲載されたハンディ図鑑です。
掲載写真のほぼ全てを水中写真家の著者が撮影しています。
野生の生きた魚を撮影しているため、実際に見つけた魚と比べやすく便利です。
また解説も充実しており、写真と合わせて魚の生きる環境など生態の知識も得られます。
題名にはサンゴ礁とありますが、沖縄のみならず本州に棲んでいたりやって来たりする魚も多く掲載されています。
海水浴や水族館など、レジャーのおともに持って行って見かけた魚の名前を調べてみてください。
深海のとっても変わった生きもの
2009年 6月25日 第1刷発行
著者 藤原義弘
深海のフシギな生きもの 水深11000メートルまでの美しき魔物たち
2009年10月25日 第1刷発行 2010年 2月28日 第3刷発行
監修 藤倉克則・ドゥーグル リンズィー(JAMSTEC/独立行政法人海洋研究開発機構)
サンゴ礁は明るく浅く暖かい海でしたが、こちらの2冊は光も届かぬ冷たい深海の生き物たちの本です。
ただし時々暖かいを通り越して熱い(なんと最高400℃!)海底温泉の周りにいる生き物も登場します。
過酷な環境に棲む生き物たちは姿形も生態も奇妙ですが、どこか美しさを感じさせます。
著者・監修者は全員、海洋研究開発機構(JAMSTEC)で実際に深海生物を採取・撮影する研究者の方々です。
この二冊、難しい内容こそ一切ありませんが、著者の方々のそれぞれ少しずつ違う専門とこだわりとがさりげなく活かされています。
個人的には俳人でもあるドゥーグル・リンズィー博士が名付けたアカチョウチンクラゲがお気に入りです。
見た目もさることながら、「赤ちょうちん」をクラゲが持つ理由も……あとは読んでのお楽しみとさせてください。
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どうぞヤフオク!の店舗の方にも一度お越しください。
そしてどうかみなさまもご自愛の上、本と一緒によい夏をおすごしくださいませ。