アドラー心理学の入門はこの一冊におまかせ

御目通しいただき感謝申し上げます。今回は、『「人生がうまくいかない」が100%解決する アドラー心理学見るだけノート』をご紹介いたします。

この本はこんな人におススメ

本書は、「明確な困りごとはなくとも、現状をよりよく変えたい意志がある方」であれば、心理学に全く明るくなくとも手に取っていただきたい一冊です。

事前知識は全く必要ありません。イラストをふんだんに使って、簡単な実例を交えながら説明がなされていきます。

また、本書の序盤は「フロイト心理学」という学問との比較によって、アドラー心理学の特徴が掴みやすい構成になっています。本書でフロイト心理学にもご興味を持っていただけることもあるかと思います。

監修の小倉広さんについて

公認心理士で、アドラー心理学に関する本を多数手がけている方です。『見るだけノート』は氏の著書のみならず、多くの研究者の解釈を分かりやすくまとめたものになります。

本書を読んだ私の感想と、ブログ作成のうらばなし

実のところ、当ブログの原稿作成には一苦労ありました。方向性も決まらず無為に時間が過ぎる中で本書を手に取り、無事課題を明確化、解決できた様子と、私の本書に対する感想を、簡単にお話します。

私は、アドラー心理学から「自らの内面と誠実に向き合い、その至らなさを受け入れ原動力として正しく使う」という意思を感じました。

本書に「ブログ原稿作成に身が入らない」という課題の解決を求めたとき、まず「ブログを書こうとしてるのに書けない」という現状を本書に叱咤されます。それはアドラー心理学において「とある状態」なのだそうです。(本書48.9ページをご参照ください)

では、なぜその状態に陥ったのか。私は一旦本書の内容から離れ、原因を追及し始めます。その追及によって自らの至らなさが明確になりました。

つまり、自分の経歴に対する劣等感があり、それでも仕事はできるんだというなけなしのプライドが、レポート能力を求められるブログ作成という業務で挫かれた事実を受け止められないことです。

そして再び本書を読み進めることで、至らなさを原動力として正しく使う方法が見えてきた、と感じました。

私が途中で行った原因追及は、フロイト心理学で重視される取り組みのようです。本書は「フロイト心理学」と「アドラー心理学」を対比する形で説明していますが、私には「フロイト的原因追及を突き詰めた先にアドラー心理学が拓けてくる」といった地続きの関係に見えました。

本書からアドラー心理学について学んだあと、フロイト心理学にも思いをはせてみると、新たな世界が広がるのではないかと思います。

『「人生がうまくいかない」が100%解決する アドラー心理学見るだけノート』

は、このブログ記事の掲載時期と合わせて出品予定です。

当ブログをご一読いただいた方が、少しでも本書、ひいてはアドラー心理学にご興味を抱いていただけましたら、幸いです。

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