Kaienでの訓練について

三月になり、平年より早い桜の開花が予想されるこの頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

新型コロナウイルスも、暖かさとともに流行が抑えられればと願ってなりません。

私はKaien秋葉原サテライトに所属する訓練生です。昨年12月から入所し、2月からはオンライン店舗「こしょこしょあきはばら」の部署に所属となりました。古書のAmazonマーケットプレイスでの販売という、実際にお客様がいる仕事で、責任を持って作業に携わっています。作業は本のクリーニング、検品と在庫表への登録、マーケットプレイスへの出品、注文された商品の梱包、発送などがあります。

実は、私はKaienでの訓練は二度目となります。大学卒業後、私は就職できず、地域若者サポートステーションの就労支援プログラムを利用していました。そこの勧めで発達障害の診断を受けることとなり、就労移行支援事業を利用することになりました。紹介されたのがKaienでした。

Kaienでは実践的なPC作業や軽作業の実習、メールでの作業の計画、進捗と振り返りの報告、仕事や生活での問題にどう対処するかの講座など、就労のためのスキルを学ぶことができました。また、専門のキャリアカウンセリング担当のスタッフがつき、就職に向けて自分の得意・不得意や適性のある職業、就職活動の計画について相談をすることができました。

そして、私は一度就職が決まりました。しかし、業務の変化に対応できなかった事や、就業先の業績の不透明化のために、二年足らずで退職することとなりました。それでも、私にとって最も長く安定して働けた経験でした。Kaienは就業後のサポートの業務も行っており、就業環境の相談、就業先やハローワークとの連絡など、色々とお世話になりました。

一口に発達障害といっても、様々な傾向の組み合わせであり、ひとりひとり違う得意と不得意があります。それを自覚して、得意な事を伸ばし、不得意な事の対策を立てていく必要があります。私は、Kaienの訓練とカウンセリングを通じて、自分では自覚していなかった得意なことと苦手なことを見つけ、その対応なども学んできました。他の訓練生も同じだと思います。

最後に、Kaienオンラインショップ、こしょこしょあきはばらのブログをお読みいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。