オンラインショップ運営で行っている訓練について

今年は梅雨明けが早まりすでに夏本番ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

さて、私達「こしょこしょあきはばら」では、古書のオンラインショップの運営を通じて就業に向けた訓練を行っています。その内容について、5月から運営に加わっている私の目を通した感想なども交えながら、ご紹介したいと思います。

 

「こしょこしょあきはばら」では、まず寄贈して頂いた書籍をきれいにクリーニングします。次に検品作業の後、商品マスタというエクセルを用いた商品データベースに登録する作業を行います。検品を経た書籍はアマゾンマーケットプレイスに出品します。この出品の際にも商品の検査を行います。そして注文が入ると、書籍の大きさや冊数に応じた梱包を行い、お客様のもとへと出荷します。この時には発送形態の違い(例:クリックポスト、レターパック(ライト)、ゆうパック等)にも留意する必要があります。

 

私は5月よりオンラインショップ運営に携わり、一通りの作業を覚えたところです。その中で得意なものとして強く自覚したのが、梱包作業です。手先を使った作業が好きなので、入った注文の梱包を担当するのが楽しみでもあります。梱包材の使い方や書籍を包むOPP袋と封筒へのきれいな封入・閉じ方を考え、創意工夫をしながら作業することにやり甲斐を感じています。

 

一方、書籍の検品作業はまだまだ見落としがあったり確認に時間がかかったりすることがありますが、自分にとって伸び代がある部分だと思って奮闘しております。

 

私は結論から話さず他の話をしてしまうことがあるのですが、コミュニケーションに必要な基本的な事柄を上司役の講師やKaienのスタッフからの指導を受けながら、少しずつ改善できているのではないかと感じております。また各作業手順を説明してあるマニュアルの中で分からない事もありましたが、講師やスタッフと話し合いをしながら理解を進める事が出来ていると思います。

 

Kaienの企業理念の一つに「障害・特性を強みに」という文言があります。自分の苦手を克服し、強みを活かす場として、この「こしょこしょあきはばら」は自分にとっては最適な場です。なぜなら働く上での心構えや仕事の段取り、職務上の調整など、トライアル・アンド・エラーをフォローしてもらえるので安心して自分の能力の確認と向上が図れるからです。ここで得たものが、やがて就職した際に活かせるのではないかと思いつつ日々、「こしょこしょあきはばら」での訓練に励んでいます。