就活体験記 ~話す・受け止める・たまたま~ 前編
こんにちは、Kaien東三国のSです。
今回は以前、Kaienを修了された方の就活体験記を投稿します。
「話す・受け止める・たまたま」をテーマに就活や心境の変化を記述した貴重な体験記となります。
ぜひ、3つのテーマを念頭に置き、ご覧ください。
第1章 自己紹介
氏名:W.S
趣味:鉄道旅行、写真撮影、料理など
障害名:・自閉症スペクトラム(ASD)
・強迫性神経症
■入所前に抱えていたこと
前職からKaien入所前に抱えていたことが、会社組織からの扱いや人間関係からか
会社に所属することへの恐怖心や人間不信を抱えておりました。
第2章 Kaienでやってきたこと
■週替業務・クリエイティブ業務
実務を想定した訓練やデザイン講習を受ける中で
「出来ること」の再発見
に努めていました。
■実際に行ったこと
週替業務
・お客様へ提案する想定のプレゼントギフト企画
・新しいオフィスを想定したレイアウト作成
週替業務では、その中でメンバーやリーダーの役割を務めたり、通所や在宅(オンライン)の訓練を受けておりました。
特に自分がリーダーのときは、みんなが作業を気持ちよく進めるようにするには、
どうしたらいいかっていうのを考えながら接するようにしておりました。
■デザイン登竜門で行ったこと
・写真/動画編集
・Webバナー作成・文書レイアウトデザイン
写真加工やバナー作成を行う中でPhotoshopやInDesignを使用しておりました。
■強み探し
長所探しを経て、
自己肯定感の回復 新しい自分の発見
につなげることが出来ました。
■実際に行ったこと
・訓練中の中間報告にて講師からのフィードバック
・週替業務等での出来事
・キャリアカウンセラー(以下、CC)からのフィードバック
・特性/配慮事項書き出しと並行して、家族面談
そんな中で自分は元々「短所や、やらかした部分に目が行きやすい性格」でありました。
Kaienの通所の中で、特にCCへの相談を通じて、「出来たことや長所に目を向けられる」よう念入りに相談を繰り返していました。
■面談
積極的に自分から週1回ペースで面談を申し込んでいました。
初回面談・CC面談・不定期面談に分けて記します。
■面談内容
初回面談では…
・過去のエピソード(良い悪い関係なく)
・不安に感じていることについて話しました。
Kaienの者が信頼できる者だったことも手伝い、良かったことも悪かったことも洗いざらい話しました。
CC面談では…
・自分の特性の洗い出し
・長所や短所の洗い出し
・仕事や職種の方向性
について話しました。
CC面談を積極的に行ったことで、自分の価値観の一つとして「やりたい仕事より出来る仕事を求める」ということに気づくことができました。
また、面談を重ねる中で「自分はこの会社で仕事を続けられるのか、安心感を持ってできる会社なのか」といった点を意識して就活を行うことができました。
また、Kaienの訓練期間でも気持ちの面で不安定になることもありました。
そのため、「気持ちの軽減を最優先に」言葉に吐き出すことを目的とした不定期面談も申し込みました。
これらの面談で共通することは
「自ら発信することが大切!」です!
自分は他人にはなる事ができず、他人も自分にはなれないので、何も話さずに気持ちの共有はできません。
自分からの発信でやっと自分の悩みや苦しみ、今まで気づけなかった自分の内心が伝わります。
■特性・自己PR・強み
CC面談の際には、自分の障害特性や強みなどを表にまとめて記しておりました。
※注意 修了生に代わり、投稿者の特性を例に記します。
投稿者も同じシートを書き、心療内科へ共有したこともあり、効果は実感しています。
この表は特性・配慮事項整理と並行して進めており、思いついたときにすぐに記すようにしていました。
そして、特性や強みをまとめた表を自己PRの材料としていました。
アイスブレイク
前編をご覧いただきありがとうございます。Kaien東三国のSです。
テーマである「話す・受け止める・たまたま」についてはまだ記述していませんが、テーマの真意をもとに前編の「Kaienで行ってきたこと」を見返すと、また違った触感があるかと思います。
ぜひ、後編をお楽しみに。