事務職への就活体験記 前編

はじめまして、ブログチームに所属していたKと申します。
この度11月からの就職が決まり、Kaienの訓練を修了することとなりました。
これから、Kaienに入所してからどのように訓練と就職活動を行ってきたかお話ししたいと思います。

自己紹介

診断名 ADHD、ASD、強迫性障害
障害特性 緊張しやすい、優先順位付けや時間の見積もり、マルチタスクが苦手、過集中等
性格 好きなことを見つけるとすぐに行動に移す、そればかりに熱中する
内定先 病院
職種 事務職

大学卒業後に3社ほど一般就労クローズで働いた後、発達障害の診断を受けKaienに入所、訓練を経て内定に至ります。

Kaien入所の決め手

前の会社ではクリエイティブ職に就いていたため、学び直しの意味も込めてクリエイティブコースのあるKaienを選びました。また、前職での障害特性による苦い経験から、そもそもクリエイティブ職に向いているのかという不安もあったため、事務職も視野に入れて訓練を受けることにしました。

訓練内容

クリエイティブコース IT登竜門、ポートフォリオの作成、ブログチームへの参加
事務関連 エクセルの復習、VBAの学習、週替業務

訓練を通して分かったこと

訓練を通して分かったことは、やるべきタスクを細かく分けることが苦手ということです。例えば、ざっくりした指示を受けた時にタスクを分解するとA、B、Cと思い浮かぶはずが、私の場合はAしか思い浮かばなかったり逆にCを忘れてしまったりします。結果、優先順位付けがおかしくなったり、うっかり作業を忘れていたりするという事態が発生します。そのため、タスクや作業を分解して組み立てていくことが重要な、前職で経験したコーディングや、訓練で行っていたVBAはあまり向いていないのではという結論に達しました。
逆に単純なPC業務は問題なくこなせるため、ブログチームや週替業務で報連相の基礎を学んだり、協調性を補ったりしつつ、就活ではPC業務を主に行う事務職に絞ることにしました。
専門職から事務職志望に変更する際、

・今までの経験が無駄になるのではないか
・給与面や待遇が悪くなるのではないか

等の葛藤はありました。
ですが、PCスキルを活かせる仕事ができれば、将来的にスキルアップも目指せることや、職種ではなく職場によって給与や待遇は変化し、自分に合うところを選ぶのが大切であるとのアドバイスを受け、踏ん切りをつけることができました。

前編はここまでです。
後編ではどのように就職活動を進め、変化していったかご紹介します。