訓練としてのこしょこしょてんろく

私たちは就労移行支援施設Kaienの訓練の一環として、こしょこしょなど、オンラインショップの経営をしています。そこで今回のブログでは職業訓練としてのこしょこしょについて考えていきたいと思います。

■実際に店舗を運営するということ
実際に店舗を運営するということは、そこに金銭や商品の管理が発生するということです。訓練ではありますが、現実の商売と同じようにしていく必要があります。
すなわち、商品の管理として、実際に商品を清掃し、整理し、保管し、金銭の管理として、マニュアルに従って月初・月末の処理、経費などの申告もしなければなりません。
これらは、給料は発生しないとしても、現実のオンライン店舗の運営と変わりません。一人ひとりの訓練生がお客さまに届ける商品や、頂いた代金を管理し、そこには責任が存在します。これは、Kaienの中だけで完結する訓練では発生しない、訓練生の大きな成長につながります。これが、実際に店舗を運営することによる訓練の大きなメリットです。

■仕事をする上で自ら提案していく
商売をしていくためには、売るための工夫や、経営に対する見直しも必要になります。そのため、私たちは定期的に、業務の改善点や、いかにモチベーションを保ちつつ訓練をしていくかといったことに関する会議をしています。
会議では、最初は何もかもが白紙です。そこから、「業務はこうした方が効率化できるのではないか」「こういうデータやマニュアルがあれば便利ではないか」ということを自分から提案していきます。
こうして私たちは自発的に動き、提案するという経験を積むことが出来ます。これは実際に会社で働く際でも活きる「提案力」を磨くいい機会になると考えています。

■まとめ・訓練としてのこしょこしょてんろく
実際に古本を売るという商売をして、店舗を運営するということは、Kaienの中だけで完結する訓練では存在しない、実際に金銭を扱うという責任や、緊張感を持った訓練をすることができます。この経験は私たちが就職をした後も大きな財産となって職場で戦力になることに繋がると考えています。

以上、こしょこしょてんろくで働く私たちがここで訓練をする上でどういう作用をもたらしているかということについて述べました。

私たちは日々、訓練と働くという事を同時にしております。