Kaien こしょこしょでの訓練を通して得られていること

皆様こんにちは。Kaien訓練生です。4月になり春を最も感じられる季節になりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 私は今年の1月後半からKaienで訓練を受けております。簡単に私の経緯を話しますと、子供や学生のころから内気で他の人との関わりが苦手でした。社会人になってもそのため職場で苦労し、転職が多かったため、3年前に病院で診察を受けたところ、広汎性発達障害の診断を受けました。そうした中でKaienの存在を知り、社会人としての必要な訓練を受け、発達障害に理解のある職場での就労を目指して訓練を受けることにしました。

入所した当初は覚えることが多く、かつ集団行動や報連相で人に近づくのが苦手なので、環境に慣れるまでに時間がかかりました。2月ごろからオンライン店舗のこしょこしょに配属されましたが、「ここでうまく皆と働いていけるのだろうか?」と自信がなくネガティブ思考でした。しかし講師や先輩方が「わからないことはどんどん聞いてください。」と優しく言ってくださり、クリーニング、検品登録、出品、梱包、発送といったこしょこしょ業務について必要な事柄をその都度親切に教えていただき、とてもうれしくありがたかったです。そして悩んでいることは担当のキャリアカウンセリングの方に相談ができることも心強かったです。

先輩やスタッフ、講師の方にものを尋ねたりお願いしたりすることが、はじめはなかなか勇気が要りました。でも訓練を重ねるうちに、伝えたいことをメモに書いて言う準備をして、手が空いているタイミングを見計らって、「すみません、よろしいですか?」と声をかけて報連相をしています。まだまだ緊張しますが、回数を重ねるごとに苦手感を克服できている気がしております。また同じ訓練を受けている方たちとの接点も増え、他の人の良い点を見つけられるようになったことも訓練で得た産物だと感じております。

いま私は時間を守って出勤すること、適切に報連相をして他の人と協調しながら働くこと、気持ちの切り替えをして取り組むこと、上手く感情をコントロールすることなど、社会人として必要な人間力を身につけられたのは、間違いなくKaienで訓練を受けたからに他ならないと感じております。こちらの講師、スタッフ、訓練生の方たちには常々感謝しております。そして今受けている訓練を生かして望む職場で働けるよう、ベストを尽くしていきたいと思います。