コロナ社会とマスクの話



こんにちは、クリエティブコース所属の訓練生です。
コロナが流行して1年余りが経ちました。
色々な場面に深刻な影響が出ていますが、私たちの身近な変化の一つは、 マスクを常時着用することが前提の社会になった事ではないでしょうか。
日頃マスクを着ける習慣が無かった方には少なからず抵抗があったかもしれません。
発達障がい者の56%はマスクの着用が困難であるというアンケート結果もあります。
(出典:発達障害者情報支援センター 「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う発達障害児者および家族への影響」国立障害者リハビリテーションセンター 企画・情報部 発達障害情報・支援センター 令和3年1月8日)
Kaien訓練生はどのようにマスクを感じているのか、調査させていただきました。

(図1)

こちらがアンケート結果です。図1からマスクの着用への抵抗はコロナ情勢後では格段に減っているのがわかります。
どうしても抵抗があるという方はあまりいないようでした。

(図2)


次に、図2からマスク着用時の不快感の理由を探ると、呼吸のしづらさが53.7%と1番多く、次にマスクの感触(口元)が36.6%と続きました。
一般のマスクのアンケート(出典:PRITIMES クロスプラス株式会社「マスクに関するアンケート調査」~パステルマスク好調販売のクロスプラスがネット調査の結果発表~」 アクセス日:令和3年2月8日)を見るとマスクの感触に不快を感じるというデータは見られなかったので、コロナ前のマスクへの抵抗が多かったのを見ても、マスクの着用は発達障がい者には少なからずストレスになっていると考えられるかもしれません。
また表情が判別できない、着用を強いる社会そのもの、など精神面への負担もあるようでした。
また知人に気づかれない、子供を持つ親ごさんは心配が増えたなどの声も耳にしました。文字通り、マスクが顔を覆っている社会が当たり前になっている事が不思議に感じられます。

(図3)

図3から、使用しているマスクは不織布マスク(プリーツ)が78.7%と過半数を占める事がわかりました。
布マスクやウレタンマスクより効果が高いと言われているので、この点は訓練生の皆さんの情報リテラシーの高さを感じます。

(図4)

図4から見てわかるように、屋内では訓練内で外出先(屋外)と同じマスクを着用している方が88.5%でした。
訓練時には不織布マスクをつけている方が訓練外より多いので、やはり人が多いところでは防疫力の高いマスクに付け替え、自宅では布マスクと切り替えている方が多いのではないかと感じました。
一方、自宅ではマスクはつけず、常時布マスクという方もいるようです。

肌荒れが起きたり、感覚過敏で布マスクやウレタンマスクしかできない、という方もいるようですね。
コロナとマスク社会の悩みどころでもあります。
マスクに対する不快感、悩み、対策などは次回のブログでご紹介したいと思います。