発達障害との向き合い方について

こんにちは。私は今年の3月からKaienの就労移行支援に参加しています。
今回は私が発達障害と現在どのように向き合っているか、今後の私の目標について書きたいと思います。

 私は大学卒業後、就職せずアルバイトなどをいくつかしてきました。なぜかというと、多くの他の方と同じように自分も就職できるという自信がどうしても持てなかったからです。仕事を覚えることや、こなすスピードが遅く、臨機応変に対応することも不得手でしたので職場で居づらい思いをすることもあり、長く続きませんでした。そして、自信がないなりに就職活動をし一旦就職できましたが、結局数か月で辞めてしまいました。
自分はどんな仕事が向いているのか、なぜ仕事が上手くいかないことが多いのか、仕事をする上で何が足りないのか知りたい気持ちが強くなりました。

 その後、就労移行支援の存在を知り、Kaienに通うことになります。実際に通ってみて、色々な気づきを得られました。まず睡眠の大切さです。決まった時間に通うことで徐々にではありますが、睡眠のリズムも安定してきました。しっかり睡眠がとれた日と、そうでない日ではかなり心身の状態が違います。今後も睡眠重視の生活リズムを維持していきたいです。また私は、現在オンライン店舗運営に従事しているのですが、そのなかで、新しく作業を教わる時には必ずメモを取ることや、講師の方へ決まった時間に作業進捗を数字を用いて出来るだけ簡潔に報告することなど、一つ一つは細かいですが、私にとっては今まで以上にその重要性を実感しています。そして、作業ペースが遅くとも確実にこなすことを重視して良いことや、失敗しても良い場であることもありがたい点です。

 自分は、今まで仕事をする際に教えられた内容を失敗せずこなさないといけないと思い込み、必死になっていたのだと思います。上に述べたこと以外にも今後、訓練を続けていくことで様々な気づきを得られると思います。オンライン店舗運営以外にも就職活動の一環として、自分の強みや障害特性についてより詳しく把握できるよう、自己分析に取り組んでいます。具体的にはまず、自分が持つ障害特性や強みについてそれらに該当する解説動画を視聴します。その後、自分なりの対処法や、職場に求める配慮、そして自分が仕事をする上での困りごと、さらに得意なことを障害者枠に応募する際出来るだけ伝わるよう整理しています。また自分史といって、自分のこれまでの経験を振り返り、自分の好きなもの・苦手なものを把握するワークにも取り組んでいます。これらの訓練を通して自分の発達障害と向き合い、目標である自分らしく生きてゆくための就職に繋げていきたいと思います。