Toy-enでの訓練内容について



Kaien秋葉原事業所のオンラインショップ、Toy-enで訓練をしていた修了生です

春めいてまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はこの度就職が決まり、Kaienの訓練を2月末をもって修了しました。
私がオンライン店舗業務の訓練を始めたのは去年の12月中旬頃で、 それ以前は事務作業を模擬的に訓練する「週替業務」コースに所属していました。
そのためオンライン店舗業務を体験した期間は短いのですが、その中でも多くの学びがありました。
修了した立場から、今までのToy-enでの業務を振り返っていきたいと思います。

(1)業務内容

Toy-enでは店長役の訓練生の指示のもとで商品の受け入れから、検品やヤフオク!への出品、落札後の梱包・発送までの一連の業務を行っています。
その他に、経理の仕事や新しいメンバーへの業務のレクチャーなどの様々な業務があります。

(2)Toy-en業務で気づいたこと
①ダブルチェック

私がオンライン店舗の業務を始めて気付いたことは、何度もチェックを重ねることによって、商品の不備や、商品管理表における記入漏れなどのケアレスミスを防ぐ仕組みがあるということでした。
例えば、商品を出品する前に、ヤフオク!のサイトに登録した商品情報が間違っていないかを確かめるために、ダブルチェックを行います。
商品の発送の際には、納品書の内容や梱包の方法に問題がないかを店長や上司役の講師の方にチェックしていただくことになっています。
また、ミスがあれば全体ミーティングで共有し、どうすればミスをなくせるのかということについて話し合う機会を設けるようにしています。
こうした訓練を通じて、実際の仕事において必要不可欠な「正確性」を常に意識する姿勢を学ぶことができました。

②声かけ

その次に印象に残ったことは、普段から声をかけあって、助け合いながら業務を進めているということです。
声かけが少ないために、互いの進捗状況が分かりづらく感じられた時期もあったそうです。
しかしチーム全体で声かけを意識することで、迅速に指示出しやサポートができる体制が整い、チームの一体感も高まりました。
当たり前のことではありますが、自分の作業をこなすだけでなく周囲にも目を配って、他のメンバーの進捗状況や抱えている問題を意識して行動することの重要性を再認識しました。

(3)感想

私はToy-enの職業訓練を通じて、正確性を常に意識する姿勢や、声かけによるチームでの課題の共有といった仕事の基本を学ぶことができました
また仕事におけるミスやコミュニケーションの問題に対して、どのような対処ができるのかを考えるきっかけにもなりました。
つまり、Kaienの就労移行支援事業所は「仕事の基本を学び、問題解決のヒントを得られる場」といえます。
就職してから困難に直面した方だけでなく、就労経験がない方にとっても、有意義な経験ができる訓練の場となっていると思います。

最後に、ともに訓練に励んだ訓練生の皆様、サポートしていただいた講師やスタッフの皆様、そしてToy-enの商品をご購入していただいたお客様に心より感謝申し上げます。